「若者の恋愛離れ」をテーマに初会合
株式会社エウレカ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:石橋準也)は、外部有識者による「少子化・未婚化の改善について考えるアドバイザリーボード」を設置し、初会合を開催したことをお知らせいたします。
エウレカは、「かけがえのない人との出会いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」というビジョンのもと、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」や、オンラインで提供する結婚相談所サービス「Pairsエンゲージ」を展開しています。
近年日本では、少子化・未婚化が加速し、深刻な社会課題となっています。少子化の大きな要因は未婚化と言われております。エウレカは、未婚化の解消にどのように貢献できるかについて議論し、指針を図る目的で、この度「少子化・未婚化の改善について考えるアドバイザリーボード」を設置しました。2020年5月19日にオンラインで実施した第1回アドバイザリーボードでは、幅広い知見をお持ちの有識者5名に参画いただき、「若者の恋愛離れ」をテーマに以下の議論を行い、様々な視点からエウレカが提供するサービスに対する意見をいただきました。
エウレカは引き続き、アドバイザリーボードを開催する予定です。有識者の方々の知見を参考に、恋活・婚活マッチングアプリを牽引するリーディングカンパニーとして少子化・未婚化課題の解決に寄与する取り組みを進めてまいります。
第1回アドバイザリーボードテーマ:「若者の恋愛離れ」
<背景>
日本人の未婚化要因の一つに交際相手を探すことへの消極的なことが挙げられる。
<要因>
・恋愛を優先しない傾向
「必ず恋愛をしなければならない」という固定観念の希薄化。SNSの普及により、人とつながっているという意識があり寂しさを感じないうえ、自分主導の人生にある程度満足している。
・自分主体の恋愛観がもたらす交際相手への過度な期待
若者の恋愛観は、どちらかというと自分主体となる傾向にあり、自分が幸せになるために相手を選ぶことが結婚の目的になっている。また、その目的を果たすために理想の結婚相手を求めるため、実現されないと別離したり、交際相手を探すことを諦めてしまう傾向がある。
・恋愛に伴うリスク回避傾向の増加
恋愛は、予想外や必ずしも期通りの結果にならないリスクを含むため、足踏みしてしまう。さらに、SNSの普及で恋愛は当人同士のことだけではなく、周囲にどう評価されているかを気にすることに囚われ、交際に消極的な姿勢を取る傾向が見られる。
・恋愛の手段化と結婚の目的化
現代の若者は、結婚を前提に恋愛をする傾向があり、恋愛は「結婚をするための手段」という考え方を持つ人も少なくない。一方、結婚を目的とする男女間では、恋愛を意識するのではなく、結婚という結果を目標にする傾向が見られる。
<総論>
・若者の恋愛離れに対するPairsの貢献点
「Pairs」は、交際相手を求めているにも関わらず恋愛体験を躊躇している人に対し、自己表現を自然にできる恋活・婚活手法を提供している。例えば、AI技術を導入したアルゴリズムによる精度の高いマッチング、豊富な検索機能による最適な相手とのマッチングサポート、プロフィールで自己表現ができることや、共通の興味や価値観を持つ会員と同じコミュニティで出会う機会、さらに「ビデオデート」※1機能でのコミュニケーション を通じて、マッチング相手と実際に会う前に、相手を知る機会を提供していることなどが挙げられる。
「Pairs」のように利便性が高く、自己アピールをしながら求める交際相手を探せる恋活・婚活マッチングアプリは、結婚に対する心理的・物理的なハードルを下げる役割を果たしている。
・恋活・婚活のニューノーマル
新型コロナウィルス感染症拡大を受けて、人々が「新しい生活様式」※を営む中で、恋愛・婚活も積極的にテクノロジーを利用したオンラインとオフラインのハイブリッド型に進化していくのではないかと推測される。
※1 ビデオデート機能:「Pairs」でマッチングしたお相手とPairsアプリ内でオンラインビデオ通話が楽しめる機能
※2 厚生労働省「新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
【アドバイザリーボードメンバー】
・治部 れんげ氏(座長)
ジャーナリスト・昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員
・板本 洋子氏
(NPO法人 全国地域結婚支援センター代表)
・白河 桃子氏
(昭和女子大学 客員教授・相模女子大学 特任教授・東京大学 大学院情報学環客員研究員)
・藤本 耕平氏
(若者研究マーケッター/東北芸術工科大学非常勤講師)
・山田 昌弘氏
(中央大学文学部教授)
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